Hibariya

KinesisをDvorak配列にした

今年の始めごろに、坂村健さんの 痛快!コンピュータ学 を読んでいて、Dvorak 配列に移行したくなった。 効率とか健康とかもあるんだけど、一番のモチベーションは「慣れ親しんだものから離れてみたい」というぼんやりしたもの。 休日に少しずつ始めてから半年ほど経ち、今では日常生活に困らないくらいには慣れてきている。

移行していちばん実感しているのは、落ち着いて文字を打てているという感覚。 以前よりも手首や掌全体の動きがやや少なくなった気がする。 もしかすると、自分の場合はタイピングにもともと我流な部分があったのでこの機会に矯正されたという面もあるかもしれない。

Dvorak配列へ移行するためにやった練習方法は単純で、Dvorak keyboard training を英語モードにしてひたすら単語を入力するというもの。 5分で100単語くらい入力できるようになるまで機械的に続けた。 そうして単語を打てるようになってもショートカットキーの組み合せは指がおぼえてしまっているので始めのうちはシェルの操作も思うようにできない。 vim 使いはvimtutorを一回やると少しは楽になれるかもしれない。 やった練習としてはこれくらいで、あとはぎぎぎ歯をくいしばって使い続けた。

配列を変えたのはメインのキーボードとして使っている Kinesis (Advantage USB Contoured Keyboard) だけで、ラップトップは QWERTY のままにして使っている。 単に設定が面倒だからというのが本音だけど、もしかしたら良い面もあるかもしれない。 というのは、席を離れたときには QWERTY を使う必要があるので、そのおかげか両方の配列を行き来できる状態を維持できているのだった。