Hibariya

エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計 を読んだ

良い設計がしたい。@tkywtnb からお借りした PofEAA の中にこの本への言及があって、本から本へ移動する感じで読みはじめた。

全体的には4部構成で、ドメイン駆動設計を構成するパターンやなぜドメインモデルが重要なのかについて詳しく説明されている。 個人的な収穫は、説明のため簡単にされているとはいえ現実に使われているモデルがチームによって次第に改善されていく様子をいくつか見学できたことだ。それに、これまで知らなかった「仕様」というパターンにも出会えた (気に入ってる)。

まえがきにある通り、この本は好きな場所から読んでも良い構造になっていた。けれどこの本にはドメイン駆動設計のパターンが体系的にまとめられているだけでなく、著者のかかわったいくつかのプロジェクトがどのように始まり、その後どのような道を辿ったかという長い物語としての側面もある。だから、もし時間があるのならば始めから順番に読んでいって、最後にエピローグを読むのが良いと思う。